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「そばは食べても太らない」は、嘘でしょ?

こんばんは。

 

前回の更新から大分日があいてしまいました。

 

こういうところが駄目なんでしょうね。

 

 

そんなことはさておき、表題の「そばは食べても太らない」…

 

この言葉に心当たり御座いますでしょうか?

 

そうです、わかる人にはわかる

 

某そばチェーンの店先に、ちょこんと書かれている言葉です。

 

 

みなさん、大概の人が思うはずです。

 

「嘘でしょ?」

 

 

そうです、嘘です。

 

そばも他の食品同様、食べすぎれば太ります。(もちろん、どの食品も適量食べれば太りません。)

 

エネルギーで言うと、

 

精白米(いつも我々が食べている普通のお米)100g・356kcal

うどん乾麺100g・348kcal

そば乾麺100g・344kcal

 

 

そうです、ほぼ同じエネルギー量なのです。

 

”なんだ、やっぱり嘘か…”

 

でも、そばを食べても意味が無い、というわけではないようです。

 

 

 

そばは、米やうどん、パスタなどと比べると、ビタミン・ミネラルが圧倒的に多いのです。

 

 

ほんの一部、例をあげてみると…

 

・100g中に含まれるカリウム(→血圧改善などの効果)

  米89mg、うどん130mg、そば260mg

 

・100g中に含まれるカルシウム

  米5mg、うどん17mg、そば24mg

 

・100g中に含まれる鉄

  米0.8mg、うどん0.6mg、そば、2.6mg

 

・100g中に含まれるビタミンB1(→糖代謝などに利用)

  米0.08mg、うどん0.08mg、そば0.37mg

 

・100g中に含まれるナイアシン(→皮膚や精神神経系の維持など)

  米2.6mgNE、うどん2.5mgNE、そば6.1mgNE

 

 

 

このように、同じ主食と比べてみると、そばには栄養素が多く含まれている場合がほとんどです。

 

 

 

また、そばには、”必須アミノ酸” がバランスよく含まれています。

 

少し難しい話になりますが、たんぱく質は、アミノ酸からできています。

 

食事から取ったたんぱく質は、一度アミノ酸に分解されてから再度人の体内で必要なたんぱく質の形に合成されます。

 

必須アミノ酸とは、人の体内でたんぱく質を合成するのに必要なアミノ酸のことを言い、これが一つでも欠けていると、食事からとったたんぱく質を人体で利用できるたんぱく質に合成するための効率が下がります。

 

 

…難しいことなのですが、つまり、そばは他の穀物に比べて、効率よくたんぱく質をとることができるのです。

 

そしてそのたんぱく質が、筋肉や、代謝に必要な酵素となったり、その他色々な役割を果たすのです。

 

 

 

こういったことから、「そばは体に良い」ということをアピールしたくて生まれた文言が、「そばは食べても太らない」というものだったのかもしれませんね。(私の勝手な想像です。)

 

 

 

私は田舎育ちなので、そばがかっこいいと思って育ちました。

 

”江戸といえば、東京といえば、そば。”

 

恥ずかしいですが、今でもそんな感覚です。

 

あたしゃ江戸っ子なんでね、なんて、一人そばをすすりながら脳内で虚しく繰り返します。

 

 

 

東京の街で食事する際には、蕎麦屋で一人、江戸っ子ぶってみてはいかがでしょうか。

 

 

 

※ちなみに、同じそばでも、つなぎの小麦粉が多いと、その分そば特有の栄養素も少なくなります。安いそばだとほとんど小麦、なんてこともあるようです。気になる方は是非、”十割そば” だとか、”二八そば” と書かれものを一度食べてみてください。少し高いですが…