秋の味覚第一弾
スーパーへ行ったら、秋の味覚・戻り鰹がサクで250円しかも20%引きで売られていました。
買うしかないですね。
少し臭みが出ていたので、漬け丼納豆付きにしました。
おいしくなさそうな写真ですね。お腹がすきすぎて、おいしそうに撮れるまで頑張る気力がありませんでした。ちなみに私は前に住んでいた家が狭すぎてテーブル無しの生活をしていたのでその名残で未だにご飯を床で食べることがあります。
写真は残念ですが、実際はとてもおいしかったです。
☆漬けダレの作り方☆
醤油…適量
みりん…適量
薬味…お好みで。(今回はおろしにんにくとおろししょうがを入れました。)
→すべて混ぜ合わせる。アルコールに弱い人はみりんを煮切ってください。冷めてから薬味を入れましょう。
サクを食べやすい大きさに切って、ビニール袋に刺身と漬けダレを入れて少し揉んで冷蔵庫に入れておくだけでおいしい漬け鰹になります。どの魚でも、ちょっと鮮度が落ちたなあと思ったら漬けにするのがお勧めです。
鰹と言えば、初鰹・戻り鰹の2つの言葉を聞いたことがあると思います。
初鰹は春に捕れる鰹のことで、その年に初めて捕れる鰹だから初鰹と言います。
対して、戻り鰹は秋に捕れる鰹のことです。
北の海でエサを食べて丸々太った鰹が、冬に向けて南の海へ戻っていくところを捕まえるので、戻り鰹と言います。
初鰹と戻り鰹、どちらもおいしい鰹です。
しかし、断然戻り鰹の方が、脂がのっているのです。
食品成分表によると、100gあたりのエネルギー量は、初鰹が114kcal、対して戻り鰹は165kcal。
100gあたりの脂質量は、初鰹が0.5g、戻り鰹は6.2g、その差5.7g、なんと12倍です。
魚の油と言えば、EPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)ですね。
生活習慣病予防や脳などの神経系への作用も期待されています。
100gあたりのEPA含有量は、初鰹24mg、戻り鰹400mg
100gあたりのDHA含有量は、初鰹88mg、戻り鰹970mg
その差は歴然ですね。
江戸っ子は初物が大好きなので、初鰹は必須です。
こちらは脂が少ない分、さっぱりとしたおいしさと、初物を食べたという少々の見栄を楽しめます。
でも、断然栄養価が高いのは、戻り鰹なんですね。
秋は実りの季節、脂ののった戻り鰹も、寒い冬を迎える前に地球の環境が我々にもたらしてくれる恵みです。
是非、この時期おいしくてお財布にも優しい戻り鰹を食べてみてはいかがでしょうか。